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入稿データ作成をマスターしよう

モノクロ印刷を注文するときの注意点

monochrome

カラーではなくモノクロで印刷を行いたいときには、モノクロ2階調にする方法とグレースケールにする方法とがあります。両者の違いはどこなのか、注意すべき点はどこなのか、今回はモノクロ印刷に関するあれこれを解説します。

印刷所にモノクロ印刷を頼むメリットとデメリット

モノクロ印刷はフルカラー印刷より費用が安い傾向があります。また納期もフルカラーに比べて早くなることが多いでしょう。チラシやパンフレットを印刷する際、モノクロでも十分に情報が伝わる内容なのであれば、安く、早く仕上げるためにモノクロ印刷にする選択肢があるということです。

一方、モノクロ印刷のデメリットは、写真やイラストを使うときにイメージが伝わりにくくなりやすいことです。しかし、これもデザインによっては、白黒でスタイリッシュな印象の印刷物に仕上げられるはずです。多くのチラシがカラーで印刷されている中で、あえてモノクロで印刷して目立たせることもできるでしょう。このようにモノクロであることを逆手に取れば、モノクロ印刷のメリットを活かせるでしょう。

モノクロ印刷を行うときのデータの種類

モノクロ印刷を行うときにはモノクロ二階調、もしくはグレースケールのデータを作らなければなりません。それぞれにどんな違いがあるのでしょうか。

モノクロ2階調(2値)とは

モノクロ2階調とは画像を白か黒の2色(2階調)のみで表現する方式です。中間色であるグレーは存在しません。白と黒のみなので線がシャープに表現され、イラストや漫画は手描きに近い雰囲気になります。ただし、モノクロ2階調は画像補正などの修正がほとんど効きません。

グレースケールとは

グレースケールは画像を白から黒までの明暗によって表現する方式です。白と黒、そして中間色であるグレーのグラデーションが存在します。このグレーがいくつ存在するかによって表現の精彩さが異なります。通常、パソコンのモニター上ではグレーは254階調です。印刷の際はこれがK0%(白)~K100%(黒)の範囲のグレーに置き換えられて再現されます。

モノクロ2階調とグレースケールはどう使い分ける?

モノクロ2階調は漫画やイラストを印刷したいときに向いています。昔ながらの手描き風の雰囲気に仕上がります。文字のみのモノクロ印刷をするときもモノクロ2階調がよく使われます。
ただし、エッジがギザギザになりやすいので、モノクロ2階調にするときはなるべく高解像度のデータを用意したほうがいいでしょう。

同じモノクロでも、写真を使用する場合はグレースケールにしましょう。モノクロ2階調では写真は潰れて見づらいものになりますが、グレースケールであればモノクロ写真と同じような表現ができます。
イラストや漫画をグレースケールにするとCGっぽい雰囲気になるでしょう。グラフや図番でグラデーションを使用しているときはグレースケールでないとうまく表現されません。また、データはグレースケールのほうが重くなるので注意しましょう。

入稿時に必ず確認すべきこと

モノクロで印刷したいときには、データにCMYKカラーが含まれていないかを必ず確認してください。モノクロなのにカラーのデータが入っていると正しく印刷されません。
また、画像解像度はグレースケールの場合は600dpi、モノクロ2階調の場合は1200dpiに設定することが推奨されています。なお、PhotoshopとIllustratorでデータをグレースケールにする方法は次のとおりです。

Photoshop

まず、作業中に作成したレイヤーをすべて1枚のレイヤーに統合します。次にレイヤーパレットで「イメージ」 → 「モード]」→ 「グレースケール」と進んで、「カラー情報を破棄しますか?」というメッセージが出たらOKを選んでカラー情報を破棄します。これでグレースケールへの変換は終了。
さらにPhotoshopでは、グレースケールから簡単にモノクロ2階調への変換が行えます。方法はレイヤーパレットで「イメージ」 → 「モード」 → 「モノクロ2階調」へと進みます。すると「モノクロ2階調変換オプション」が選べるようになるので、出力を1200pixel/inchにして変換しましょう。

Illustrator

まずドキュメント上のすべてのオブジェクトを選択できるようにレイヤーのロックを解除し、さらにすべてのオブジェクトのロックも解除します。次にメニューから「選択」→「すべてを選択」に進み、その状態で「編集(フィルター)」→「カラーを編集」→「グレースケールに変換」と進めばグレースケールになります。
また、Illustratorで、本当にKの1色だけで作ったデータになっているかどうかを調べるには、「分版プレビュー」を試してみるのが簡単です。

方法はまずウィンドウメニューから「分版プレビュー」を選んで分版プレビューパネルを表示させます。次に「オーバープリントプレビュー」にチェックを入れ、パネルの「Black」の目玉マークをクリックしてK版を消した状態にしましょう。すると他の色が使われていれば、目で見て確認できるようになります。入稿前に、必ずこのことを確認しておきましょう。

以上のように、モノクロ印刷を注文するときは用途や好みによってモノクロ2階調かグレースケールかを選んで変換しましょう。その際はカラーのデータを残さないように注意して入稿データを作るようにしてください。

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