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入稿データ作成をマスターしよう

イラストレーターでの入稿時に注意!「ラスタライズ」とは

rasterization

Illustratorで作成したデータを使って入稿する際には、必ず「ラスタライズ」を行わなくてはいけません。このラスタライズとはどのようなもので、どうやって設定すればいいのでしょう。今回はIllustratorで入稿するときに必要なラスタライズの設定について解説します。

ラスタライズとは

ラスタライズとはIllustratorで作成したベクトルデータをビットマップ化することです。ベクトルデータは、文字(フォント)や画像を点の座標とそれを結ぶ線や面の方程式のパラメータ、さらに塗りつぶしなどの描画情報によって記憶しているもの、一方のビットマップデータはこれらのデータを色付きの小さなドットの集まりによって表現したものです。つまり、ラスタライズは文字や画像をすべて1枚の画像データに変換することであるといえます。

ラスタライズ設定をしないで入稿するとどうなる?

Illustratorで作成するときにドロップシャドウやぼかし、透明などの効果を適用したデータをそのまま入稿すると、印刷にそれらの効果が反映されないことがあります。パスの多い複雑なデータであればあるほど思ったような印刷結果にならず、トラブルのもとになってしまいます。オンデマンド印刷を利用する際は、基本的にラスタライズ設定を行うようにしましょう。

ラスタライズを設定する方法は?

Illustratorでラスタライズ効果設定を利用するには、まずドキュメントのラスタライズ効果設定を確認しておきます。メニューから「効果」→「ドキュメントのラスタライズ効果設定」と進み、ドキュメントのラスタライズ効果設定ダイアログを出します。そこで「解像度」を「高解像度(300ppi)」を選ぶか、「その他(350~400ppi)」に設定します。
解像度をスクリーン(72ppi)にしてしまうと、ドロップシャドウやぼかしなどの特殊効果が粗く印刷されてしまうので注意しましょう。

次に、文字データはすべてアウトラインをかけておきます。また画像はすべて「埋め込み」にしてください。その後、トリムマーク(トンボ)以外の印刷データをすべて選択して、「オブジェクト」→「ラスタライズ」を選択します。このとき、またラスタライズのダイアログボックスが開くので、解像度は「その他(350~400ppi)」に設定し、背景は透明に、オプションはアンチエイリアスを「アートに最適」にしておきます。

このときに注意しておきたいのが、ここでは「効果」→「ラスタライズ」ではなく、必ず「オブジェクト」→「ラスタライズ」を選ぶことです。
「効果」→「ラスタライズ」だとバスデータのみがビットマップ化されるため、ドロップシャドウ効果などは印刷結果に反映されないことになります。

以上でデータのラスタライズが設定されます。なお、ラスタライズを行うと再び編集することはできなくなるので、この作業は最後に行うようにしましょう。入稿前には必ずデータをラスタライズ化しておくことを忘れないようにしてください。

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