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印刷物の表面加工の種類とその特徴


印刷物において表面加工とは、冊子の表紙などにコーティングを施して光沢を出し、印刷物の強度をアップさせることができる加工のことです。特にオンデマンド印刷では、PP加工という加工を施すのが一般的です。今回は印刷物の表面加工について解説します。

表面加工って何?

表面加工とは、印刷物の表面にフィルムや特殊なインキなどを圧着して貼り、コーティングすることです。表面加工することで光沢やツヤ、高級感を出すことができます。また、耐久性や耐湿性をアップさせることも可能です。

商業印刷では、表面加工がごく当たり前に行われていますし、チラシやフライヤー、雑誌や本、教科書などの表紙、ポスターの表面などでも活用されています。

表面加工にはどんな種類がある?

最もスタンダードな表面加工は、印刷された紙に接着剤を塗布して光沢感を与える「PP加工」です。素材はポリプロピレンで、厚みは27ミクロンが一般的だと言われています。PP加工を行うと印刷物の強度がまし、傷がつきにくくなります。また、通常のPP加工はツヤツヤとした質感になるのに対し、「マットPP加工」という、光沢を抑えて落ち着いた印象になる表面加工もあります。

他に、やや特殊なPP加工もあります。例えば、ホログラムPPと呼ばれる加工法は光の当たり方でキラキラと光るもので、フォトブックの表紙や、写真自体に用いられます。ほかにはシックな高級感のあるベルベットPP加工、印刷物から浮き立たせるエンボスPP加工などがあり、これらは本の表紙などに使われます。

また、レストランなど飲食店のメニューでは、紙の表面に透明なフィルムを貼り付けるラミネート加工をしてあるのもよく見かけます。こちらはPP加工よりもさらに強度と防水性をアップさせられる加工です。

PP加工をするメリットは?

PP加工をする一番のメリットは、印刷物に高級感が出ることです。PP加工の中でもさまざまな種類があるので、その印刷物の雰囲気に合わせて試してみると、印刷物を受け取った方に興味を持ってもらいやすくなるでしょう。

PP加工をしているかどうかで、その印刷物の見え方は大きく異なりますし、保護性能も違っています。PP加工をすれば耐久性が高くなるので、経年による劣化を防ぐことにも役立つのです。

表面加工を利用すべきシーンは?

小ロットの場合、コストを抑えるために、大抵はオンデマンド印刷をすることになります。しかし、小ロットは薄い紙しか印刷できないことが多いため、冊子を作る場合は表紙も薄い用紙になってしまい、強度が低くなってしまうことがあります。

そのため、パンフレットやカタログ、写真集、同人誌といった、表紙のある冊子や本をオンデマンド印刷するのであれば、表紙にはPP加工をすることをおすすめします。
その際、通常のPPにするかマットPPにするかは個人の好みで選んで構いません。なお、マットPP加工のほうが若干、割高な傾向にあります。

また、1枚で完結するポスターもPP加工を施すことで、高級感や艶やかさが出せると同時に、耐久性と耐湿性が増します。戸外に貼るものであれば、印刷物が劣化してしまう可能性が高くなるので、表面加工をしておくのがベターでしょう。DVDのジャケット印刷など、摩耗しやすいものもPP加工を検討するべきです。
ただし、チラシやフライヤーは一過性の宣伝素材であることが多いので、表面加工をする必要はないかもしれません。用途に応じて利用するかどうかを決めましょう。

表面加工は印刷をする際に絶対に必要なものではありませんが、オンデマンド印刷を利用するのであれば知っておいたほうがいいでしょう。予算に余裕があれば、印刷物の表面加工をぜひ検討をしてみてください。

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