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インクジェットとレーザープリンターの違いとそれぞれの特徴


プリンターは大きく分けて「インクジェットプリンター」と「レーザープリンター」の2種類に分けられますが、これらにはどんな違いがあるのでしょうか。知っているようで案外知らないことが多い、両者の違いについて解説しましょう。

インクジェットプリンターとは?

インクジェットプリンターは、用紙にインクの微細な粒子を吹き付けることで印刷するプリンターのことです。家庭用プリンターとしては最も広く普及している方式で、カラー印刷では、写真に近い画質も実現できるようになっています。
カラー印刷はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)を混ぜ、ほかの色を再現する減色法(減法混合)が用いられます。また、黒色はこの三色で表現することが難しいため、ブラック(Bk)インクも使われます。なお、インクの種類には、次の2つのタイプがあります。

染料系インク

染料系インクは、紙にインクを染み込ませることで色を付けます。発色が良く、光沢感が出やすいのが特徴です。ただし、インクが乾燥して色が安定するまでに、約1日の時間がかかります。水に濡れると滲んだり、日にさらされると色褪せを起こしやすかったりするのが難点ですが、この点は近年、改善されてきています。

顔料系インク

顔料系インクは、紙にインクの色素を付着させ、水を蒸発させることで色を定着させます。乾くのが速く、色が定着するまでにあまり時間がかからない点や、印刷後、時間が経っても色があまり変わらない点が特徴です。また、耐水性や耐光性が高く、使用できる用紙の種類が多くあります。

レーザープリンターとは?

レーザープリンターは、レーザーによる感光を利用して印刷を行うプリンターのことです。コンピューターから送られた画像イメージに従って、ドラム型の感光体にレーザー光を照射し、熱と圧力によって紙に転写することで印刷が行われます。最初にモノクロ機が開発され、後にカラー機が作られました。カラーはほとんどの機種でCMYK(三原色+黒)の4色のトナーが使われます。特に文字中心のモノクロ印刷の美しさはインクジェットプリンターを凌ぎます。また、用紙は普通紙を使用でき、再生紙も使用可能です。

逆に、写真用紙やコート紙、インクジェットプリンターの専用用紙は、レーザープリンターでは使えません。トナー、感光体の料金が高く、消費電力も大きいのが難点ですが、印刷できる枚数が多いため、1枚当たりのランニングコストはインクジェットプリンターとあまり変わらないとも言えます。
従来はオフィス用製品がほとんどでしたが、最近ではモノクロレーザープリンターに加え、カラーレーザープリンター、FAX、コピー機能が付いた複合機も、家庭向け製品が登場しています。

インクジェットプリンターとレーザープリンターの違い

インクジェットプリンターとレーザープリンターの違いは以下のとおりです。

印刷物の品質

文字だけを印刷するのであれば、インクが滲まず、鮮明に印刷できるレーザープリンターのほうが品質が高いと言えます。しかし、写真やイラストを印刷するときは、適正な用紙を選べばインクジェットプリンターのほうが高品質です。

印刷のスピード

レーザープリンターのほうが素早く印刷できます。およその目安ですが、レーザープリンターはインクジェットプリンターの1.5倍以上速いスピードで印刷が可能です。ただし、ビジネス用のインクジェットプリンターではレーザープリンターに近いスピードで印刷できる機種もあります。

寿命

インクジェットプリンターの寿命は1~2万ページ前後、年数は5年程度が想定されていることが多いようです。これに対し、レーザープリンターの寿命は20~30万ページ、年数は同じく5年程度というのが多いでしょう。枚数が大きく違いますが、これもビジネス用インクジェットプリンターではもっと大量の枚数を印刷できる機種が作られています。

インクジェットプリンターとレーザープリンターを用途によってどう使い分ける?

インクジェットプリンターとレーザープリンターは、それぞれどのような用途に向いているか、以下に整理してご紹介します。

一度に大量に印刷を行う場合

大量の印刷を行うときは、レーザープリンターが向いています。印刷スピードが速く、耐久枚数も多いためです。

写真を印刷することが多い場合

写真を印刷するならインクジェットプリンターが適しています。中でも光沢感が出せる染料系インクは写真印刷に強いのでおすすめです。滲みなどを防いで美しく印刷するため、用紙も写真用紙を選びましょう。

文章を印刷することが多い場合

普通紙に文字だけを印刷する時はレーザープリンターのほうがきれいに、速く印刷できます。インクジェットプリンターを使うなら顔料系インクが向いています。

印刷する頻度が低い場合

インクジェットプリンターは、印刷しないブランクがあると故障しやすいという欠点があります。インクヘッドのクリーニングをすることでインク詰まりなどは解消できますが、その際もインクを消費します。一方、レーザープリンターはブランクがあってもほとんど問題なく印刷ができます。そのため、印刷する頻度が低い場合はレーザープリンターのほうが向いています。

インクジェットプリンターとレーザープリンターはそれぞれの特徴と違いを理解して、用途などによって使い分けるようにしましょう。また、高品質な印刷や非常に大量の印刷を行うのであれば、ネット印刷を利用したほうが利便性が高く、コストも抑えられるでしょう。

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