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よりよい文章を書こう!

文章を見やすくしよう! 段落の付け方

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普段、文章を書くとき、段落のことをきちんと意識しているでしょうか? そもそも段落は何のためにあり、どのようなことに注意して設定するものなのでしょう。今回は文章を読みやすく、見やすくするための段落の付け方について解説します。

段落と改行の違いって?

段落とは長い文章を、内容が変わるところなどで区切って分けた文章のかたまり、またはその区切りのこと。日本語の文章では行頭を一字下げて書き始める「字下げ」を行うことがルールです。
ただし、パンフレットやカタログなどの、読み物というより情報主体の媒体では、一字下げを行わないこともあります。Webサイト上の文章でも一字下げではなく、単に改行するか、行間を開けるなどの方法で段落を表現することが多いでしょう。

ところで、段落と改行はどう違うのでしょうか。改行は、単に行をそこで変えることです。Webサイトではブログ記事などで、一文一文、改行しながら書くという方もいます。雑誌やパンフレットでは長いキャッチコピーや見出しを、改行して載せることがあります。

汗をかいてもベタつかないから
気持よくスポーツに集中できる

といった具合です。

なお、マイクロソフトのWordでは、「ENTER」キーを押したときは段落を変える操作になります。単に改行だけを行いたいときは「SHIFT」キー+「ENTER」キーを押します。箇条書きの途中などで、段落を変えるのではなく改行だけをしたいときは、「SHIFT」キー+「ENTER」キーを押すのが正解です。

段落の意味と役割

 
文章には「読みやすい文章」と「読みにくい文章」があります。きちんと内容を理解しながらテンポよく読み進めていくことができる文章と、結局何が言いたいのか意図が伝わらない文章という意味ですが、それを決定づける要素のひとつが段落です。

段落というのはその文章の「道しるべ」の意味を持っていて、話が進んでいく方向へ読者を誘導します。そのため、適当に段落が切り替わっている文章では、読者は混乱し内容の理解が追いつかなくなってしまいます。段落はその文章の中身が次に移行したことを知らせ、文章を整理する重要な役割を担っているのです。

一段落の行数の目安は?

小説などでは、一段落に収める行数は「作者の自由」です。ほとんど段落を変えずに、数ページにわたってずっと文章を続ける作家もいれば、ほぼ一文ごとに段落を変える作家もいます。

ビジネス書などの書籍なら、4行~10行程度で段落を変えるというのが一般的な目安でしょう。これより短いと散文を読んでいるような印象になり、これ以上長いと字がぎっしり詰まっているイメージが先に立って読む気が削がれます。ただし、段落は本来、行数や字数に縛られて変えるものではないということは覚えておきましょう。あくまで、内容や文章の流れが変わるときに、読者に息継ぎをしてもらうような感覚で、変えるものです。

読みやすい文章になる段落の付け方

 
では、実際に段落をつけていく場合、どのようなポイントに気を付けたらいいのでしょうか。ここでは、文章が読みやすくなる段落の付け方を詳しく見ていきます。文章を書く際には、以下を意識してみましょう。

1つの段落で1つの話題に絞る

段落が切り替わるということは、その文章の中身が次に移行したことを意味するため、1つの段落の中に複数の話題を入れてしまうと、話のまとまりが不自然になってしまいます。段落は原則として「1段落1主題」というのが基本です。段落を付けるときには、1つの段落の中には1つの話題に絞るように意識しましょう。

段落と段落がつながるように書く

1つの段落に入れるのは原則として1つの話題ですが、前の段落と次の段落との流れが途絶えてしまうことは不自然です。段落と段落とが自然な流れでつながっていることを意識して段落をつけましょう。

読み手が自然に読み進められるように、段落の最初に接続語を使ってもいいでしょう。よく用いられる接続語としては、「そして」「さらに」「なお」「また」「しかし」「ところが」などがあげられます。

文章の媒体を意識する

段落をつけるときには、紙、WEBなど媒体によってつけ方を変えることも大切です。例えば、正式なビジネス書類やその他の紙媒体では、改行時に1文字下げる「字下げ」が一般的ですが、WEB媒体の場合は段落の付け方によって視認性が大きく変わってくるため、必ずしも文字下げをしなければならないというわけではありません。

また、WEBの場合にはパソコンやスマートフォンのディスプレイに表示された文字を読むため、紙媒体より読みづらいと感じる方もいます。文字が詰まって見えないように段落1つ1つを短めにするなど、読みやすさや見やすさを意識して、全体のバランスを見ながら決めていくことも大切です。

一段落が長くなってしまうときの文章の作り方

ときには、段落を変えようとするとどうしても文章の意味が伝わりにくくなるため、段落が変えられない、一段落の文章が長くなってしまうというケースもあります。そんなときは文章を工夫して、なるべく読んでいる人を飽きさせないようにしてみましょう。

効果的なのは一行目にその段落で伝えたいことの趣旨を書く、または先に結論を書く、というやり方です。ぎっしり書かれた文章を、何が書いてあるのかわからないまま読んでいくのは苦痛です。しかし、最初に「何について書いてあるか」がわかっていれば、ある程度、興味を持ってそのあとの文章が読めるはずです。

また、そもそも段落が長くなってしまうのは、書き手が要点を絞りきれていないせいかもしれません。書いているうちに話題が脇道にそれたり、あれもこれもと要素を入れようとすると、同じ段落内に入る文章がどんどん増えてしまいます。関連してどうしても触れたい話題があれば、構成を変え、別の段落を作って書く、というふうに考えを切り替えてみてはいかがでしょう。

段落を上手く活用すれば、文章を見やすく、読みやすくできます。まずは近くにある雑誌や本のページを開いてみて、段落がどのようにして活かされているかをチェックしてみるのも勉強になるでしょう。

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