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よりよい文章を書こう!

使い方が間違っているかも……正しい句読点の使い方!

punctuation

句点は「。」、読点は「、」、2つを合わせて句読点といいます。普段は何気なく使用している句読点ですが、使い方を間違えると読みづらく、見栄え悪い文章になってしまいます。今回は正しい句読点の使い方について解説します。

句読点の重要性

句読点の中でも読点「、」が多すぎる文章は、リズムがぶつ切れになって読みづらいと感じるものです。逆に、読点がまったくない長い文章も息をつくところがなくて、読みづらく思えるでしょう。さらには通常とは違うところで唐突に読点が使われている場合も違和感を覚え、そこでつっかえてすんなりと読み進めなくなってしまいます。Webサイトに掲載する文章などは、一旦読みづらいと思われると、そこですぐさまページを離脱されてしまう可能性が高くなります。特に最近はスマートフォンの小さい画面で読む人が多いため、途中で読むのをやめてしまう場合もあります。

このように、読点には文章に適度なリズムを与えるという役割があります。一方、句点は文の終わりに付ければいいのですが、これも特定の箇所で通常とは違う使い方がなされていれば読者に違和感を与えます。
さらにいえば、もしも「、」も「。」も存在しない文章があったらどうでしょう。どこで文章を区切ればいいのかわからず、とても読めたものではないはずです。このように、句読点は文章をわかりやすくし、リズムよくスムーズに読むために欠かせない記号(約物)として機能しています。

句読点のよくある間違い

読点が多すぎる

読点を打つことができる場所のほとんどすべてに読点を付けてしまうというケースです。「なぜか、ついつい、読点を、打つことが、癖のように、なっている」といった文章の書き方をしてしまう人は、本当に必要な箇所だけに読点を付けるように頭を切り替えましょう。

句点を使うべきところで読点を使う

「。」を使うべきところを「、」でつなげてしまう文章も意外によく見かけます。「先ほど資料を送っておきました、ひとまず目を通しておいてください」という文章は、本来なら句点を打って、2つの文章に分けるべきです。

タイトルや「」内のセリフなどに句点を付ける

雑誌や新聞では、基本的にタイトルや見出しに句点は付けません。Webサイトも同様です。「正しい句読点の使い方。」など最後に「。」を付けているタイトルもたまに見かけますが、これはあえていつもと違う効果を狙ってのことでしょう。また、人のセリフが入る「」の最後にも句点は付けないのが一般的です。これらは媒体ごとに決まりがあるはずなので、確認してそれに従いましょう。

読点の正しい使い方のポイント

句読点には使用する際のルールがあります。これは絶対に守るべきルールというわけではなく、書き手による好みなどにも左右されるものですが、「通常はこうあるべき」という目安として知っておけば役に立ちます。まずは読点の使い方のポイントからご紹介しましょう。

主語が長いとき

文章の主語の後には読点を使うのが基本です。特に主語が長くなったときは読点を打ち、それが主語であることをわかりやすく示しておく必要があります。逆に、「私は男です」など短い文の短い主語は、読点を打たずに続けたほうが読みやすい文章になります。

読みを区切らせたいとき

文章を区切って読んでほしいときには、区切るべき箇所に読点を使います。「ひろしはさびしそうに海を眺める母に手を振った」という文章は、「ひろしは、さびしそうに海を眺める母に手を振った」と読点を打つ場合と、「ひろしはさびしそうに、海を眺める母に手を振った」と読点を打つ場合とでは意味が違ってきます。

名詞などを列挙して並べるとき

名詞などを並列関係にある複数の言葉として列挙するときも、読点で区切ります。「台風は東京、神奈川、埼玉、千葉に被害をもたらした」と表現するようなケースです。読点のかわりに「・」を使うこともあります。

接続詞や副詞の後

「しかし」「だから」「ところで」などの接続詞、「なぜなら」「けっして」など一部の副詞に後にも読点を使うと、その言葉が際立ち、意味が伝わりやすくなります。これも絶対に守らなくてはならないルールではありませんが、例外として「が」「で」の後は必ず読点を付け、「ただ」の後もほとんどのケースで読点を打つべきでしょう。

ひらがな、カタカナ、漢字が連続になってしまうとき

ひらがな、カタカナ、漢字が連続した文章は、そのままだとどこで区切っていいのかわからなくなることがあります。「ごくまれにどうしようもなくあの場所に行きたくなる」は「ごくまれに、どうしようもなくあの場所に行きたくなる」としたほうが読みやすいでしょう。「無論地球外生命体は存在する」という文章なら、「無論、地球外生命体は存在する」のほうが読みやすくなります。

句点の正しい使い方のポイント

句点にも正しい使い方のルールがあります。

感嘆符や疑問符の後には使用しない

「!」や「?」の後に句点は打ちません。「驚いた!。」というような使い方はしないということです。

()を使う場合には、)の後に付ける

()が文章の最後に来るときには、カッコの後に句点を使うのが通例です。「シネマはフランス語で映画の意味(現在の口語フランス語ではシネマは映画館を意味する)。」といった具合です。

()の前に句点を付けるケースも

引用元や作品名などを文章の最後に付記するときは、カッコの前に句点を付けることもあります。「日本の人口は1億2693万3千人です。(総務省人口推計より)」という場合です。

句読点の使い方はいったん迷い始めると、だんだん、どこで打っていいのかわからなくなってしまうものです。一般的なルールを知り、それをベースに自分なりのルールを決めてしまえば迷うことも減り、句読点を上手に使いこなせるようになるでしょう。

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