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イラストレーターの入稿・印刷データ作成時のポイント

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イラストレーターを仕事で使用するとなると、多くの方が印刷所へデータを入稿するまでのプロセスを踏むことになるでしょう。そこで今回は、イラストレーターで名刺を作成して入稿するまでの流れに沿って、データ作成のポイントをご説明します。

イラストレーターのドキュメント設定方法と注意点

まずドキュメントを設定します。イラストレーターを起動し、Macであればコマンドボタン、WindowsであればCtrlとともにNボタンを押すと、新規ドキュメントの設定画面が現れます。(「ファイル」メニューから「新規」をクリックしても同様の画面になります)今回は印刷なので、プロファイルは「プリント」に設定します。ここでプリントを選択することで、カラーモードCMYKと高解像度(300ppi)、単位が自動で設定されます。

※画面はMac使用のイメージです

ちなみに、プロファイルを「WEB」や「RGB」にしてしまうと、印刷に適さないデータになるので、注意が必要です。
作業画面のサイズは、今回はA4縦書を設定します。今回はA4の用紙の真ん中に名刺のデータを作成するので、裁ち落とし設定については気にする必要はありません。
最後に、「新規オブジェクトをピクセルグリッドに調整」にチェックが入っていないか確認してください。見落としがちなポイントですが、ここにチェックが入っていると、図形の拡大縮小時などに予期せぬ変形が起きてしまいます。

これでA4の作業画面ができました。

次に、長方形ツールで幅55mm高さ91mmの四角(一般的な名刺サイズ)を作成します。

画面のように、長方形がかけたら準備完了です。

四角の中に、名刺のデザインを作成していきます。今回は裁ち落としがわかりやすいように、下半分が塗りつぶされたデザインにしています。

イラストレーターを使用したトリムマーク(トンボ)設定方法と注意点

次にトリムマークを作成します。名刺の外形を選択した状態で、メニューバーから「オブジェクト」、続いて「トリムマーク作成」を選択します。
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名刺の外形の線は不要になるので、名刺の外形を選択した状態で右クリックし、メニューからガイドに変換します。このガイドが裁ち落としガイド(仕上がり線)の役割も果たしてくれます。

これで、トリムマークと裁ち落としガイドが作成されました。

続けて、名刺下半分の黄色部分を拡大して、塗り足し部分を作成します。印刷工程では、余分に大きく印刷して、後から裁断するという製作工程となるため、塗り足しは必ず行いましょう。

フォントのアウトライン化について
次に、フォントのアウトライン化を行います。アウトライン化とは、文字情報をベジェ曲線の図形に変換する作業です。フォントのままだと、相手ソフトに同様のフォントがない場合や、制作環境とは異なる作業環境でデータを開いた時にエラーが起き、デザインが崩れる恐れがあります。印刷会社など、データを他の人とやりとりする場合は、必ずアウトライン化を行いましょう。
アウトライン化は、文字を選択した上で右クリックし、メニューから「アウトラインを作成」を選択します。一度アウトライン化すると、文字として編集できなくなるため、できればこの作業の前に、別名保存をしておきましょう。

これでアウトライン化が完成しました。
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このままでも印刷所に渡すことができますが、今回はもう少し、印刷所に親切なデータにしていきます。

レイヤーをデザイン部分とトンボ、そして裁ち落としガイドに分類していきます。イラストレーターの作業に慣れていけば、データを作成しながら行ってしまうほうが、効率的かもしれません。

最後にメニューバーの「書式」を選び、「フォントの検索」を選択して、データの中にフォントのデータが残っていないかを、ドキュメントのフォントが0になっていつかどうかで確認します。

これで完成です。

この流れは名刺作成にかかわらず、イラストレーターを使用する上での基本となりますので、特にイラストレーターを使って仕事をする場合は、必ずチェックしておきましょう。

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