MENU

ネット印刷.com 印刷知恵袋

印刷情報コラム

MENU

チラシ、ポスター作成のソフト紹介

使いこなそう!Illustratorで使えるレイヤーの描画モードとは

2b3e5b2b4f5b33a69d1a661242bbdfdb_s

ポスターやチラシなどの印刷物から、Web素材、動画系データ、ロゴ作成まで幅広い用途に活用できる「Adobe Illustrator」。さまざまな機能が搭載された人気のグラフィックデザインソフトですが、そのなかでも特に便利なのが「描画モード」と呼ばれる機能です。
もともとは同じくAdobeが提供している画像編集ソフト「Photoshop」にしかない機能でしたが、Illustratorでも使えるようになったことで、より多彩な表現を作り上げることができるようになりました。
というわけで今回は、Illustratorを使うならぜひマスターしておきたい「描画モード」について、詳しく解説していきます!

Illustratorにおける描画モードとは

描画モードというのは、2つの異なる図形や写真などのオブジェクトをどのように混ぜ合わせるのかを設定できる機能のことです。一番下にあるオブジェクト(レイヤー)の色を「基本色」、上にあるオブジェクト(レイヤー)の色を「合成色」と呼び、それらが合わさることによって生まれる色を「結果色」と呼びます。Illustratorの描画モードを使うときには「ウィンドウ」の中の「透明パネル」から選択することが可能です。描画モードは全部で15種類あり、それぞれのモードによって結果色の出方は異なります。

Illustrator初心者にとってはあまり馴染みのない機能だと思いますが、使い方をマスターしてしまえば、より多彩な表現が可能になる便利な機能のひとつです。

描画モードの効果

描画モードは選ぶ種類によって現れる効果が異なります。ここでは描画モードのなかでも特に利用頻度の高い10個の効果をピックアップし、それぞれの特徴やどんな場面で使えるかを詳しく解説していきます。

通常

選択した範囲を合成色でペイントする初期設定のモードです。2つのオブジェクト(レイヤー)は、基本色と影響し合うことはありません。例えば赤色の丸をモノクログラデーションの丸の上に置いた場合、通常モードではそのまま赤色だけが表示されます。

乗算

基本色に合成色を掛け合わせる効果のことです。結果色は元の色よりも暗い色味になります。合成色に黒を掛け合わせると結果色は黒になりますが、白を掛け合わせてもカラーは変化しないのが特徴です。
例えば、赤色の丸をモノクログラデーションの上に置いた場合、乗算モードでは結果色がモノクログラデーションの白い部分のみが赤色に着色されて、赤と黒のグラデーションに仕上がります。複数のマーカーを使ったような仕上がりにしたいときにおすすめのモードです。

スクリーン

基本色と合成色を反転して掛け合わせる効果のことです。結果色は元の色よりも明るい色味になるのが特徴です。乗算とは反対で、黒を掛け合わせてスクリーンを適用しても結果色は変化しませんが、白を適用した場合には白になります。複数のオブジェクトを重ねて投影したような仕上がりを希望するときにおすすめのモードです。

オーバーレイ

明るいところはより明るく、暗いところはより暗くという表現をしたいときに使うのがこのモードです。基本色が 50%グレーよりも明るいかどうかに応じて、基本色のハイライトと影を保ったまま、パターンやカラーを既存のオブジェクトに重ね合わせます。基本色が置き換えられるのではなく、合成色と混ぜ合わされて元のカラーの明るさを反映するのが特徴です。

ソフトライト

基本色に応じて明るさを変化させるモードです。合成色が50%グレーよりも明るい場合、結果色は覆い焼きをしたように明るくなり、50%グレーよりも暗い場合には焼き込んだように暗くなります。拡散スポットライトを当てたような効果が欲しいときにおすすめのモードです。

ハードライト

合成色が明るいものは明るく、暗いものは暗く表示されます。合成色が50%グレーよりも明るい場合にはスクリーンを適用したように明るくなり、50%グレーよりも暗い場合には乗算を適用したように暗くなるのが特徴です。オブジェクトに強いスポットライトを当てたような効果が得られるため、ハイライトを追加するときに利用すると良いでしょう。

比較(暗)

基本色と合成色のどちらか暗い方を結果色にするモードです。合成色よりも明るい部分は置き換えられ、暗い部分は変化しないのが特徴です。

比較(明)

基本色と合成色のどちらか明るい方を結果色にするモードです。合成色よりも暗い部分は置き換えられ、明るい部分は変化しません。

覆い焼きカラー

合成色を明るくしてコントラストを上げ、基本色に反映するモードです。ただし、黒と掛け合わせても結果色は変化しません。コントラストを強くして色のメリハリをつけたいときに利用します。

差の絶対値

基本色と合成色のうち明度の高い方から明度の低い方を引くモードです。白と掛け合わせると基本色の値が反転しますが、黒と掛け合わせても変化しません。

印刷物の作成からWeb制作まで、実にさまざまな場面で重宝する、illustratorの描画モード。上記でご紹介したように、描画モードの効果にはいろいろな種類がありますので、それぞれの特徴をぜひ覚えておきましょう。

ネット印刷.com