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使いこなそう! Photoshopで使えるレイヤーの描画モードとは

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世界中で多くの方に利用されている画像編集ソフト「Photoshop」。レイヤーの描画モードを使えば、複数枚の写真を合成したりして、オリジナリティのある画像を作ることができます。明るさや色を変えることはもちろん、見た目のイメージをまったく違ったものにすることも可能です。そこで今回は、描画モードで得られる効果の中から、10個をピックアップして紹介します。

レイヤーの描画モードとは?

描画モードでは、「下に置いたレイヤーに対して、上に重ねるレイヤーをどのように合成するか」を設定することができます。「ブレンドモード」ということもあるので、覚えておきましょう。なお、下に置いたレイヤーを「基本色」、上に重ねるレイヤーを「合成色」、仕上がりを「結果色」といいます。

通常

「通常」は、基本的な合成機能のひとつで、初期設定の状態です。単純に下のレイヤーの上に、上のレイヤーが重なっただけの仕上がりになります。例えば、空の写真を下に置き、飛行機の写真を上に置いた場合、2枚が重なり飛行機が空を飛んでいるような写真になるというわけです。上のレイヤーに透明な部分がある場合は、下にあるレイヤーが透けて見えます。

ディザ合成

重なった部分の不透明度の度合いによって、ピクセルが部分的に削られたようになります。マンガなどでよく使われる「点描」のようなイメージです。不透明度が高いほどピクセルの密度は高く、不透明度が低いほどピクセルの密度は低くなります。つまり、不透明度が低ければ低い部分ほど、ノイズがかかったようなざらついた結果色になるということです。

比較(暗)

重なり合った部分の色を比較して、より暗いほうの色を自動的に選択し、結果色として反映するのが「比較(暗)」です。分かりやすく、例を挙げてみましょう。

色は、RBGの数値を組み合わせて作られますが、例えば基本色が「R:200 B:100 G:50」、合成色が「R:100 B:50 G:200」だったとします。ここで選択されるのは、暗い色=数値の低いほうです。Rは合成色の100、Bも合成色の50、Gは基本色の50が選択されることになります。つまり、結果色として表示されるのは「R:100 B:50 G:50」という配分の色ということ。基本色、合成色の色情報を読み取り、新しい色が表示されるという仕組みです。
RGB、それぞれの値のことを考え出すと頭が混乱してくるので、とりあえず仕組みを理解しておけば大丈夫。実際に操作してみると、理屈が分かってくるはずです。

乗算

乗算は、文字通り「掛け算」です。基本色の色に、合成色の色が掛け合わされるため、暗い色が出来上がります。白以外の絵の具に色を足していくと暗い色になりますが、それと原理は同じです。ですから、黒の部分は、どんな色を掛け合わせても黒い仕上がりになります。また、白を掛け合わせても、その部分の色の変更はされません。

焼き込みカラー

基本色の色はそのままで、合成色を暗くして重ねるのが「焼き込みカラー」です。暗い色合いの部分をより暗くすることができるため、コントラストが高くなるという効果があります。例えばコントラストがはっきりしない写真の場合は、同じ写真を2枚重ねて焼き込みカラーにしてみましょう。暗い部分をさらに暗くすることができるため、コントラストの強い仕上がりになります。

焼き込み(リニア)

焼き込みカラーは重なった部分のコントラストを強くする効果がありますが、「焼き込み(リニア)」の場合は、全体を暗く仕上げることができます。新しい写真を古びたセピア色にしたいといったときに使うと便利です。

比較(明)

比較(暗)の逆パターンです。基本色、合成色のRGBを比較して、明るいほうの数値が選択されます。比較(暗)で例に挙げたように、基本色が「R:200 B:100 G:50」、合成色が「R:100 B:50 G:200」だったとしましょう。この場合、Rは基本色の200、Bも基本色の100、Gは合成色の200が選択され、「R:200 B:100 G:200」という色が結果色として表示されることになります。重ねる画像は同じでも「比較(暗)」で合成するか、「比較(明)」で合成するかで、結果色は異なるということです。

スクリーン

スクリーンは「乗算」の逆パターンです。つまり、色を重ねれば重ねるほど明るくなり、白に近づいていきます。なお、黒い部分に関しては、色の置き換えはされません。

覆い焼きカラー

重ねた部分が暗くなる「焼き込みカラー」の逆パターンです。つまり、明るいところをさらに明るくすることでコントラストを高くすることができます。

オーバーレイ

基本色に応じて、明るい部分はスクリーンが、暗い部分は乗算が適用されます。基本色と合成色の明るい部分はさらに明るく、暗い部分はさらに暗くすることで、コントラストが調整されます。

Photoshopでは、レイヤーの描画モードを使うことで、写真にさまざまな加工を施すことができます。2枚の写真を合成して、現実にはない世界を創造することも可能です。また、今回紹介した以外の描画モードもあります。読んだだけではわからないことも、使って体験してみると「なるほど」と思えるはずです。ぜひ、いろいろと試してみてください。そして、レイヤーの描画モードを使いこなして、チラシやパンフレットなどを作ってみましょう。

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