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デザインをより良くしよう

ペルソナで基盤を作る!伝える相手に合わせたデザインの考え方

商品やサービスの開発を行う際、ユーザーの心に確実に“刺さる”ものにするために役立つ、ユニークな方法があります。それが、「ペルソナ」です。ここでは、ポスターやチラシを作るときにも使える、そのメソッドについて解説します。

ペルソナって何だろう?

ここで言う「ペルソナ」とは、商品やサービスを開発する際、または広告展開を行うときに、ユーザーの行動パターンやニーズを調べ、そのデータをもとに作り出す象徴的な人物のことです。近い言葉としては、ユーザーモデルが挙げられるでしょう。ただ、ペルソナの場合は、ユーザーモデルを総合的にまとめ上げ、完全な仮装人物として設定する点が異なります。

このペルソナを用いたアプローチを、「ペルソナデザイン」と呼びます。ペルソナデザインの最大のメリットは、ユーザー像を具体的にハッキリと想定できることです。そのため、商品やサービスの作り手の意思決定がブレることなく、また完全なユーザー視点に立ったプランニングが行えます。

ペルソナはこうして作る

では、ペルソナはどのように作り出すのか、ペルソナ作成のプロセスを見てみましょう。

① ターゲットを決める

商品やサービスを購入、利用するターゲット層を定めます。これまでに顧客が、どういうきっかけでその商品やサービスを知り、購買までに至ったのか、この一連の流れに関するデータを元に、分析を行うこともあります。これをマーケティングでは、RFM(Recency Frequency Monetary)分析と言います。

② ユーザーをグルーピングして切り分ける

ターゲットに属するユーザーを、調査してグルーピングします。ユーザーの特徴からキーワードを抽出して、分ける方法が一般的です。ユーザーのグループは優先度を付けて、優先度の高いグループからユーザーを複数人選びます。

③ ユーザーを調査する

②で選んだユーザーを調査します。代表的な調査方法は、デプスインタビューと呼ばれるマンツーマン方式の面談インタビューです。ここで、ユーザーのニーズやウォンツ(ニーズを満たすモノ)を探りましょう。ほかに、観察調査を併用することもあります。

④ ペルソナシートを作成する

ペルソナシートとは、ペルソナ=仮装人物のパーソナル情報を詳しく記したものです。どんな生い立ちやライフスタイル、価値観、志向、趣味を持っているか、どんなメディアやデジタルデバイスを利用しているか……などを、文章や図、イラストを使って記します。
また、ペルソナの長期的な目標、短期的な目標といったゴールも想定しましょう。これらは、全てユーザーを調査した結果から導き出す、リアリティーのある創作です。ペルソナは1人とは限らず、複数人作り出すこともあります。

⑤ 行動シナリオを作成する

ペルソナの行動原則から導き出される、その商品やサービスを購入しようと決めるまでの行動シナリオや行動フローを作成します。

ペルソナはさまざまなことに活用できる

商品やサービスを開発する際には、作成したペルソナのニーズを満たすことを考えます。また、ペルソナの行動に合わせた売り方を見つけたり、興味を示すような広告展開も考えたりします。このように、ペルソナという仮装人物を中心に据えることで、一貫性のあるアプローチを行うことができます。

ペルソナは、「誰のための商品なのか」を明確にすることができる手法です。緻密な方法でペルソナを設定するには、上記のようなやり方が必要ですが、おおざっぱなものなら誰でも似た手法を使うことができます。ユーザーについて、ある程度見当がついていれば、その情報を元に簡単なペルソナを作り出してみましょう。ある程度伝えたいペルソナの検討をつけておけば、デザイン制作もスムーズに進んでいくでしょう

チラシやポスターを作成するときも、まずターゲットを考え、ペルソナを作り出してみましょう。そのペルソナが興味を持って見てくれるような、コピーとデザインを考えるようにすれば、ユーザーに刺さるチラシやポスターが作れるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

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